しおみ歯科クリニック:大阪府枚方市 樟葉駅(くずは駅)よりくずはアベニュー直進、楠葉(くずは)美咲の歯科医院、一般歯科/歯周病歯科/インプラント/審美歯科/小児歯科

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2016.10.03

ブレイクスルー大阪 2016. 9

枚方市楠葉美咲 しおみ歯科クリニック 歯科医師の成田です。
10月に入って気温も低くなり少し肌寒くなってきましたね、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日、定期的に参加させていただいているブレイクスルー大阪という勉強会で発表させていただく機会がありました。内容はSPIT(インプラントの定期的なメインテナンス)の臨床効果を検討した最新の論文を抄読したものでした。インプラントも清掃状態が悪いと天然の歯と同じように歯周病になります。インプラントが歯周病菌に感染してインプラント周囲の歯肉に炎症が起きたり、周囲の骨がなくなってしまう病気をインプラント周囲炎といいます。今回の論文はMayfieldというこれまでたくさんのインプラント周囲炎に関する論文を発表してきた先生の最新論文でした。簡単にまとめると以下のような内容でした。
・研究の目的
インプラント周囲炎に対する外科療法後のSPITの臨床効果を評価すること
・結論
インプラント周囲炎に対する外科療法の後、SPITを5年間行った結果、 治療後改善したインプラント周囲組織の状態は大部分の患者とインプラント で維持された。しかし、5年を通してインプラント周囲炎が再発したり、インプラントの撤去を行った患者もいた。

 

個人的には、研究方法やデータの出し方に多少の疑問はありましたが、良好な口腔衛生状態をインプラント周囲炎の治療前から維持し、 治療後もSPIT(インプラントの定期的なメインテナンス)を継続して行うことで、健康なインプラント周囲組織をある程度は維持できると考えられ、SPITの重要性を再認識しました。しかし同時に、これだけ徹底して良好な口腔衛生状態を保ってもインプラント周囲炎の再発が起こることから、やはり一度進行したインプラント周囲炎に罹患してしまうと治癒は困難であり、 最も重要なのはインプラント周囲炎が進行する前に早期診断、早期介入を行い、インプラント周囲炎を進行させないことだと考えます。そのためにもやはりSPITによるインプラント周囲組織の継続的なモニタリングは不可欠と言えますね。

今回久しぶりに論文を抄読しましたが、今注目されている分野の最新の知識を得られるいい機会だったと思います。普段の臨床にも活かせるように定期的に論文抄読の方も行っていきたいと思います。

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