しおみ歯科クリニック:大阪府枚方市 樟葉駅(くずは駅)よりくずはアベニュー直進、楠葉(くずは)美咲の歯科医院、一般歯科/歯周病歯科/インプラント/審美歯科/小児歯科

しおみ歯科クリニック

お気軽にお問い合わせください。ご予約もこちらから TEL:072-856-2525

しおみ歯科BlogShiomi Dental Blog

2017.02.16

論文抄読会

枚方市楠葉美咲 しおみ歯科クリニック 歯科医師の成田です。
まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?私は今年早々にインフルエンザにかかり、年始のお休みはずっと寝込んでいました。なんとか仕事始めには回復しましたが、それでも1月中は体調が万全ではありませんでした。改めて健康が一番だと強く感じました。
さて、先日ドクター恒例の勉強会である論文抄読会があり、今回は私が歯周組織再生療法の新薬「リグロス」についての最新の研究論文を抄読させていただきました。
この研究はリグロス市販前に行われた第Ⅲ相治験(新薬開発のため実施される臨床研究の最終段階)の内容がメインとなっています。リグロスの比較対象としては現在の歯周組織再生療法の主流であるエムドゲインが用いられています。内容の要約は以下の通りです。

研究の目的
骨縁下欠損(歯周病によって失われた歯槽骨)に対するrhFGF-2(リグロス)の歯周組織再生治療としての臨床的有用性、安全性を示すこと。
結論
治療後36週間で、新生歯槽骨の増加率はrhFGF-2(リグロス)群で37.131%、プラセボ群で21.579%であり、有意差を認めた。また、36週間後のCAL獲得量に関して両群で有意差は認められなかった。
治療後36週間で新生歯槽骨の増加量はrhFGF-2(リグロス)群で1.927mm、EMD(エムドゲイン)群で1.359mmであり、rhFGF-2のEMDに対する非劣性、さらには優越性が示された。
今回の研究においてrhFGF-2の安全性に関する問題は生じなかった。

論文にあるようにリグロスの臨床的有用性は高いように感じます。今後もリグロスの長期的な臨床効果を示す研究論文が出てくることに期待したいと思います。今回の論文の著者である大阪大学の村上教授の講演をも実際に聴かせていただきました。その際、改めて、新たな治療法というのは研究者の長い年月や苦労に培われて世に出ていくものだと感じました。今回の論文抄読もとても有意義なものになりました。

まだインフルエンザが流行っているようなので皆様も体調にはお気を付けください。

一覧へ

このページを見た人がもっともよく見るページ