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歯周病専門医とは

歯周病治療は どこで受けても同じ?

歯周病

専門医だからこそ出来る治療

歯周病の治療は保険適応で全国の歯科医院で日常的に行われています。歯が揺れるなど、重度に進行した歯周病の歯を残す治療は非常に難しく特殊なものになります。もし、歯周病に罹患していても出来る限り歯を残したいとお考えであれば、歯周病治療に力を入れている、日本歯周病学会の歯周病専門医を受診するべきです。 軽度な歯周病であれば、近いなどの利便性で選ぶのも良いと思います。 歯周病治療は保険適応で、ほとんどの歯科医院で治療が行われています。しかし、重度の歯周病や特殊な歯周病(30歳以下で骨が溶けている)は診断と治療がむずかしいので専門医を受診したほうがいいでしょう。

抜歯と言われたがやはり歯を残したい方へ

他院にて抜歯と言われたが歯をなるべく残したいという方も、少しでも歯を残せる可能性が高い歯周病専門医のいる歯科医院がよいのではないでしょうか? 日本歯周病学会専門医として培ってきた専門知識と最先端の歯周再生療法を生かしながら、 歯ぐき(歯肉)、歯を支える骨(歯槽骨)の再生手術など高度な治療の提供を行っていきます。 得意治療は骨を作る再生療法(エムドゲイン、GTR法)、 悪い組織を切り取る切除療法(保険適応)、歯肉の移植などがあります。 しかし、手術が怖いという患者さんには歯周内科(薬やレーザーなど痛みがほとんど出ない治療)も行います。手術には手術の利点欠点があり、歯周内科などの治療も その治療なりの利点欠点があります。どちらが本当にその方に適しているのか、科学的根拠に基づいた説明を行い、患者様個人個人に合わせた治療を提供します。

私が歯周病専門医を志した理由

いくつかの理由が挙げられますが、代表的なものとして3つあります。

歯周病
第一の理由は歯周病が歯科の2大疾患(歯周病とむし歯)の一つでありながら、むし歯治療が多く、歯周病治療がほとんど認知されていなかったことでした。 治療、予防を高いレベルで提供している歯科医院は少数でした。 さらに、当時は歯周病の予防治療でさえ、まだほとんど行われていませんでした。 そこで、高齢化を迎える日本で、間違いなく歯周病で悩む方は増え、歯周病で困っている方への治療や予防に取り組むことが世の中の役に立つのではないかと考えました。

歯周病

二つ目は専門性に対する特別感です。私が大学を卒業する1999年頃は、すでに歯科医院の開業件数は多くなることが見込まれていて、競争が厳しくなってきていました。何か得意とするものをもたねばならないと危機感をもっていました。
「something special(何か特別)な歯科医師を目指そう」と考え始めました。

そのような状況の下、私の周りの良き相談相手でもある友人たち、そしてお互い切磋琢磨でき刺激し合える先輩、後輩の多くは皆、歯周病専門医を取得、あるいは取得を目指していたため、私もそれに加わることにより、something specialな存在になれるのではと考えました。

歯周病

三つ目が最大の理由で、海外では専門医に対する評価は非常に高く、私の海外の友人たちも皆専門医であり、専門医取得には非常に価値があると思ったからです。 海外(南カリフォルニア大学)に留学しているときに、縁があって多くの歯学部の学生や専門医の先生と友人になりました。 歯学部の学生の中でも専門医コースを目指している学生は、卒業後に専門医コースに進むべく、学生時代から競争的ではありましたが、非常に勉強熱心でした。なぜなら、専門医コースに進めるのは学年の中のわずか数%だからです(南カリフォルニア大学の歯周病専門医コースには毎年全米100名以上の応募の中からわずか4名の合格者という狭き門です!)。 私が関わった専門医の先生は、高い知識と専門技術を持ち合わせ、なおかつ人間的にも魅力ある人たちばかりでした。

自分の友人たちに負けたくない! 彼らと対等に意見を交わしたい!

この想いが私を専門医への想いを強く抱かせました。 そして、自分が発表したアメリカ歯周病学会のあるセッションで「Periodontists save teeth!(歯周病専門医は歯を守る)」というタイトルの下、著名な先生の講演を聞きました。 抜歯してインプラント治療を行うことが多いこの時代に、 歯周病専門医としての知識と技術を最大限に駆使しながら患者様の歯を守るために必死に頑張っているその姿に感動し、「歯牙の保存にこだわりを持つこのような素晴らしい歯周病専門医になりたい!」
と強く思うようになりました。

歯周病

歯周病

歯周病専門医と 一般歯科の違いについて

厚生労働省に認められている歯科の専門医

2019年現在、厚生労働省に認められている歯科の専門医は5つ(口腔外科、歯周病、小児歯科、歯科麻酔、歯科放射線)です。 それ以外にも学会は多数ありますが、学会規模、専門医試験の内容、更新制度などで厚生労働省の基準を満たしていないものになります。 歯周病学会歯周病専門医は5年以上の専門施設での研修などが条件で、専門医試験があり資格をとるのが大変です。日本全国で約900名しかいません。取得後も研修を継続し、5年ごとに資格更新が必要になります。

とても奥が深い歯周病治療

歯周病の治療は実はとても奥が深いのです。軽度な歯周病であればすぐに治りますが、中等度から重度な歯周病治療では1年以上かかることもめずらしくありません。しかも、弱った歯を残すためには、歯周病以外にかみ合わせ、歯並びなどの危険因子に対してもコントロールや治療が欠かせません。 つまり、歯周病の治療はかみ合わせ、歯周外科手術、再生治療、インプラント、矯正、かぶせ、入れ歯などの治療全般がしっかりできないと成り立ちません。 歯周組織を守るためにはかみ合わせや歯並びも重要な治療項目の一つなのです。
したがって、私は歯周病治療とは総合的な治療で、全体の問題点とリスクに応じて、科学的根拠に基づいた数多くの治療選択肢の中から、どの治療方法がもっとも適しているかを診断できることが歯周病専門医の最大の利点だと考えています。そしてメリット、デメリットを十分に検討し、その人に応じた治療方法を決めることではないでしょうか? 歯周病治療の上手な手技と治療選択肢の多さが優れていると考えていただいたら、わかりやすいかもしれません。 例えば、審美歯科が専門の先生がきれいなかぶせをいかに入れるかだけしか診てもらえないとしたら、患者様の全体の問題点やリスクはどうなるのでしょうか。

医学博士って?

歯科医師の卒後研修は大きく分けて、大学病院と開業医への勤務の二つの選択肢があります。こう分けるのは単純すぎるかもしれませんが、ほとんどはどちらかに進みます。
大学病院では患者様を数多く診ることができない代わりに、研究することができます。また、症例検討やそれぞれの分野における専門ドクターとの交流が多いです。
ただし、給料は少ないです、ないこともあります。大学院生なら無給の上に、さらに授業料を払います。

私は大学院を修了していますので、歯学博士です。この歯学博士って、何なのでしょう?
実は、私はもともと歯学部に入学した時から、研究者や教育者ではなく、臨床家になると決めていました。博士号は研究者には絶対欠かせない資格です。しかし、臨床の道に進むのを決めているのに、大学院に進学し海外に留学することは開業するには非常に遠回りで、一般的ではありません。それでも、博士号を取得することは、大きな意味があります。
研究や論文を作成する過程で数多くの英語論文を読んで、最新の情報を収集することは非常に重要です。
なぜなら、英語論文を読んで理解する能力、論文レベルの文章を書く能力、そして国内外問わず多くの人たちの前で自分のまとめた内容を発表することは、学会などの情報交換の場で研修する時に必要で、自分の診療の質の向上に欠かせません。

卒業当時、卒業して早く一人前になりたいと思っていた私は、少しでも多く患者さんを診たいと思っていました。そのためには、すぐに地元の開業医に行くほうがいいと思っていた時期もありました。 しかし、尊敬している先輩のアドバイスで、大学院に入学して博士号や専門医を取得するのはこれから先の長い歯科医師人生に決して遠回りにならないと考えるようになりました。
そのお陰で私は貴重な研修を積むことができました。 結果的に、大学院での研究生活、南カリフォルニア大学での留学生活、大学病院での学生・研修医・若手歯科医師への指導、そして歯周病学会専門医取得への過程で得た経験は、私にとって歯学博士、日本歯周病学会歯周病専門医という肩書以上に貴重なものとなっています。

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