空隙歯列(くうげきしれつ)
空隙歯列とは
空隙歯列(くうげきしれつ)というのは、歯と歯の間にスキ間が空いている歯並びのことで、通称「すきっ歯」と呼ばれています。上の前歯の真ん中にスキ間が空いている場合には、専門用語で「正中離開(せいちゅうりかい)」というように呼ばれています。
海外では「幸運の歯」として好意的に見られることもありますが、日本では気にされる方が多い歯並びです。
海外では「幸運の歯」として好意的に見られることもありますが、日本では気にされる方が多い歯並びです。
空隙歯列のデメリット
- 見た目がコンプレックスになりやすい
- すきっ歯は、特に日本では見た目を気にする方が多く見られます。
- 空気が漏れやすい
- スキ間から空気が漏れやすいため、発音に影響が出ることがあります。
- 食べかすが詰まりやすく、虫歯や歯周病を起こしやすい
- 食べかすがどうしても詰まりやすく、詰まった状態を放置しておくと、細菌が繁殖し、虫歯や歯周病を引き起こすことがあります。
空隙歯列の原因
空隙歯列の治療法
スキ間の原因となっているものがあれば、まずはそれを解決する必要があります。例えば、癖によるものの場合には癖を取り除くこと、上唇小帯が伸びすぎている場合には、邪魔な部分を切除すること、過剰埋伏歯がある場合には、それを抜歯すること、などです。
空隙歯列自体の治療法としては、次のような方法が挙げられます。治療する年齢、お口の状態などによっても適する治療法が変わってきますので、詳しくはご相談ください。
矯正治療で治す方法
ワイヤー矯正
歯の一つ一つに装置(ブラケット)を装着し、ワイヤーを通して歯並びを詰めるように整えていきます。当院では、白いブラケット、白いワイヤーを用いた目立たないワイヤー矯正も行なっています。
歯の一つ一つに装置(ブラケット)を装着し、ワイヤーを通して歯並びを詰めるように整えていきます。当院では、白いブラケット、白いワイヤーを用いた目立たないワイヤー矯正も行なっています。
インビザライン
透明なマウスピースを装着し、定期的に交換するだけで歯並びが徐々にきれいに並んでいきます。インビザラインで治しきれないケースの場合はワイヤー矯正、もしくはインビザラインとワイヤー矯正を併用した方法を行う場合もあります。
透明なマウスピースを装着し、定期的に交換するだけで歯並びが徐々にきれいに並んでいきます。インビザラインで治しきれないケースの場合はワイヤー矯正、もしくはインビザラインとワイヤー矯正を併用した方法を行う場合もあります。
当院では、お子様向けのインビザラインも行なっていますので興味のある方はご相談ください。
矯正治療以外で治す方法
ラミネートベニア
歯の表面を少しだけ削り、その部分に歯の形をした薄いセラミックを貼り付け、表から見た時に歯のスキ間をなくす方法です。手っ取り早くすきっ歯を改善できますが、歯を削るデメリットがあります。
歯の表面を少しだけ削り、その部分に歯の形をした薄いセラミックを貼り付け、表から見た時に歯のスキ間をなくす方法です。手っ取り早くすきっ歯を改善できますが、歯を削るデメリットがあります。
ダイレクトボンディング法
歯を削らず、歯の表面に歯科用プラスチックの材料を盛って、スキ間の部分をなくす方法です。月日が経つと変色しやすいですが、歯を削らずに手っ取り早くお悩みを解決できます。
歯を削らず、歯の表面に歯科用プラスチックの材料を盛って、スキ間の部分をなくす方法です。月日が経つと変色しやすいですが、歯を削らずに手っ取り早くお悩みを解決できます。
セラミックをかぶせる方法
歯全体を削り、被せ物をしてスキ間を改善する方法です。歯の向きなども修正することができますが、歯を多く削る必要があります。
歯全体を削り、被せ物をしてスキ間を改善する方法です。歯の向きなども修正することができますが、歯を多く削る必要があります。
空隙歯列 20代女性 の症例
施術内容
前歯の歯と歯の間に空隙があり、審美障害が生じていた。マウスピース型の装置によって、歯を内側に寄せて、空隙を閉鎖した。
治療期間
2年
主訴
前歯の隙間が空いていて見た目が気になる。
料金
インビザライン
リスク・副作用
- 歯と歯の間を少々削る必要がある
- 歯茎の位置が変化する可能性がある
- 歯を動かす際に違和感や多少の痛みを伴うことがある
- 矯正装置を装着するやめ、虫歯や歯肉炎になるリスクが少々高まる
- 舌を突き出す習癖があれば、後戻りで空隙が空いてくる可能性がある。