• 歯科医院とサロン・自分でやるホワイトニングの違い
• 当院で行うホワイトニングの種類
• ホワイトニングの注意点
• ホワイトニング後の食事や生活
• 費用
• よくあるご質問

年齢を重ねると、誰でも歯は少しずつ黄ばんでいきます。
また、食べ物や飲み物、喫煙も、歯の黄ばみの原因となります。
黄ばみはある意味自然な現象とも言えますが、お悩みになっている方は少なくありません。
歯の黄ばみが気になって口元を見られるのが不安、健康的な白い歯を取り戻したいという場合には、歯科医院で行われるホワイトニングがおすすめです。
歯や歯茎を傷つけることなく、白い歯を手に入れることができます。

歯科医院で行うホワイトニング

サロンで行うホワイトニング

歯科医院ではなく、「サロン」で行うホワイトニングです。医療機関ではなく、基本的に歯科医師や歯科衛生士はいないため、スタッフの指示を受けながら、患者様ご自身の手で行うということになります。機材や薬剤はサロンに備え付けられたものを使用するため、歯科医院と同様、特別何かを準備する必要はありません。
サロンにもよりますが、標準的なメリットとしては、費用が抑えられる、気軽にできるといったことが挙げられます。ただ、医療機関ではないため、歯科医院のように過酸化水素・過酸化尿素などの医薬品は使用できません。ホワイトニング効果の劣る、炭酸カルシウムや重曹を含む薬剤を使うのが一般的です。

自分で行うホワイトニング

もっともよく知られたものとして、「ホワイトニング用の歯磨き粉」があります。歯科医院で行うホワイトニングほどの効果は期待できませんが、費用が安く済み、デメリットもほぼないため、試してみても良いでしょう。ただし、研磨剤入りの歯磨き粉は、エナメル質を傷つけてしまうため、ホワイトニング作用の有無に関係なく、使用はおすすめしません。「食用重曹（による歯磨き）」「歯の消しゴム」も同様の理由でおすすめはできません。
「歯のマニキュア」というものもあります。爪に塗るマニキュアのように手軽に扱え、歯を傷つける心配がありません。費用も抑えられますが、天然歯に見えるようにうまく塗るのはなかなか難しいようです。また、比較的短期間で剥がれてしまいます。
アメリカで人気があるのが、「ホワイトニングシート（ホワイトニングテープ）」です。過酸化水素が含まれたシートを歯に30分間貼り付け、その成分を浸透させることで歯を漂白します。ただ、知覚過敏が起こりやすいこと、ムラが出やすいこと、手に入りにくいことなどから、国内での認知度はあまり高くありません。

01歯に問題がある場合は、
そちらの治療を優先します

歯科医院で行うホワイトニングは、まず歯に問題がないことを確認してから行います。
虫歯や歯周病がある状態で行うと、ホワイトニングによる痛みや知覚過敏の症状が起こりやすくなりますし、効果もうまく現れない恐れがあります。
また、歯の表面に歯垢や歯石、ステインなどがついていると同様に効果が現れにくいため、ホワイトニング前にはクリーニングを行っておきます。

02一時的に知覚過敏が
起こる場合があります

ホワイトニング剤は体に害はありませんが、ホワイトニング中、もしくは施術後に一時的に知覚過敏のような症状を起こすことがあります。
特にもともと知覚過敏のある方には起こりやすくなります。
そのような症状はほとんどが一時的なもので、のちには無くなりますが、痛みが辛い場合には鎮痛剤などを服用していただくこともあります。

03効果を保つためには
定期的に行う必要があります

ホワイトニングで歯が白くなっても、月日の経過とともに、だんだんと白さが失われていきます。
これを色の「後戻り」と言い、誰にでも起こり得ます。
後戻りのスピードは、普段の飲食物の内容などによっても異なりますが、喫煙者や、色の濃い食べ物を好む方、お茶をよく飲む方などは後戻りしやすくなります。
白さを維持したい方は、定期的にホワイトニングを行なっていただくことをおすすめします。

ホワイトニングができない人

• 神経を抜いている歯
• 差し歯や被せ物がしてある歯
• 重度のテトラサイクリン歯(抗生剤によって着色している歯)
• 重度の知覚過敏がある方
• 無カタラーゼ症の方(ホワイトニング剤の成分を分解できない体質の方)
• 妊娠中、授乳中の方
• 子供

※歯周病や虫歯がある場合には、先にそちらの治療を優先します。

せっかくホワイトニングで白くした歯ですから、その白さはできるだけ長持ちさせたいですね。飲食をする以上、黄ばみを完全に防ぐということはできませんが、ホワイトニング後に少し気をつけるだけで、白さを長持ちさせることができます。

色が濃い・酸が強い飲食物を避ける

禁煙・減煙